ほんやく検定ではこの記事を書いている時点で2種類の問題集が存在します。
一つ目は書店で購入できる2011年発行の公式問題集。
もう一つは書店では取り扱いがなく、日本翻訳連盟から直接購入する「問題・解説集」です。
私の場合、一つ目の公式問題集は購入していません。ですからよくわかりませんが、表紙を見る限り1~2回分の模試問題やアドバイス、受験手順などが掲載されているようです。
私が購入したのはもう一つの「問題・解説集」。こちらは試験終了後に毎回発行される過去問です。
過去問をやってみる必要はある?
既に仕事やスクールで翻訳を経験済みの方が受験する場合、わざわざ過去問をやらなくても普段の仕事や勉強が受験対策になるのではないかと思われる方がいらっしゃるかもしれません。実は私がそうでした。
仕事で英訳も和訳もする機会がありましたので、その実力を判定してもらうのがほんやく検定。特に過去問は必要ないだろう。そう思っていました。
でも、不合格や3級合格を繰り返してしまいます。やはり検定試験なのですから、過去問研究は必要だというアドバイスも受け、過去問を毎回購入するようになりました。1級に合格し始めたのはそれから2~3年後です。
過去問で出題傾向を理解する
実際に問題を解き、模範訳と照らし合わせ、解説を読むことでどのような問題が出題されるのか、どのような訳語が好まれるのかなどがわかってきます。
解説を読んだあと、ポイントとなりそうな用語は意識的に覚えるようにしました。また、解説には勉強方法に関する記載も載っていることが多く参考にしました。
このような作業が一級合格につながったのではないかなと思っています。ほんやく検定を受ける際には、ぜひ過去問の購入を検討してみてください。
なお、受験を申し込むと申し込んだ回の過去問の購入も同時に申し込めます。過去問のみを購入する場合は送料が必要ですが、同時申し込みの場合は送料無料なので私はこれを利用していました。お得に手に入れてみてください(^^)/
(2020年3月28日、リンクを更新しました)