翻訳者の暮らし

English, Japanese, Books, and Translation

「さすが!」は英語でなんと言う?を読了

今年初めていった本屋さんで買ったのがこちら。

Sasuga books

「さすが! 」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E334-2)

 

著者はブログをしていらっしゃって、時々読んでいます(英語 with Luke)。その方が出した本ということで気になっていました。「リベンジ」や「ハーフ」はそのまま英語にできるのか、「ゲスい」や「忖度」など今どきの言葉、「神社」と「お寺」の英語は本当にshrineとtempleでいいのかなど興味深いテーマばかりであっという間に読めました。

 

英訳者を悩ませる「など」も取り上げられているのですが、"and stuff like that" や "blah, blah, blah"などが載っていました。ここでお気づきかと思いますが、硬い医薬翻訳に役立つ内容はほとんどないかもしれません。でも、患者さん向けの翻訳には役立つかも。

私は仕事にかかわらず英語が好きなのでおもしろかったです。血液型を聞いてイメージするのは性格ではなく食べるべきもの(例えばO型の人は乳製品の摂取を避けるべきなど)といった文化的なコラムもあります。

 

ちなみにタイトルの「さすが」は、一対一の訳語はないのですが、状況別にいくつか英訳例が挙げられており、例えば "I knew you could do it!"などと訳されています。

 

こんな本も出していらっしゃるようです。

「とりあえず」は英語でなんと言う? (だいわ文庫 E 334-1)

 

同時に買った「鹿の王」もとっくに読み終えています。中古で買わないものはできるだけ本屋さんで買いたいので、2巻目はまた本屋さんに行けたときに買おうと思います。楽しみ!

鹿の王 1 (角川文庫)

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