翻訳者の暮らし

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「ブレイン・プログラミング」読了

「話を聞かない男、地図が読めない女」の著者、アラン&バーバラ・ピーズ夫妻の「自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング」という本を読みました。

 

「話を聞かない…」の本は有名ですよね!でもすみません、未読です。ただ、題名は知っていたし、新しい「ブレイン・プログラミング」の本はなんと、元・医薬翻訳者さんの翻訳書なのです!著者と翻訳者両方にひかれて読んでみました。とてもよかったです!

 

「プログラミング」とタイトルについていますが、コンピューターのプログラミング言語の話ではありません。でも、プログラミングでコンピューターに命令・実行できるように、ブレイン(脳)にも命令・実行できるような仕組みがあるのですね。本では脳科学的に何をしたらどのような結果が生まれるか具体的に説明されています。

 

「自動的に夢がかなっていく」ということが脳の仕組みを利用すれば可能だそうです。正直、「自動的に?」「本当?」と疑う気持ちが生まれないわけではありませんでした。でも実際に、このご夫妻が雇っていた会計士にだまされて200万ドル以上の借金を抱え、うつ病、癌などに見舞われてもそれを乗り越えてまた夢だったベストセラーを出すまでになったという経緯を読めば、あり得ない話ではないかもと思えました。

 

翻訳をなさった市中さんには以前、お目にかかったことがあって、この本を見つけたときに久しぶりにメールを差し上げたらお返事くださってうれしかったです!「縁あって」「たまたま売れて」などとおっしゃってましたが実力があってこそですよね。尊敬です。

 

なお、英文のタイトルは "The Answer   How to take charge of your life & become the person you want to be" (by Allan & Barbara Pease) です。タイトルは翻訳者ではなく出版社が訳すことが多いと聞いたことがありますが、日本語はまったく違うのも興味深いです。

 

自動的に夢がかなっていくブレイン・プログラミング

 

 

目標を明確に決める、期限を設定する、手書きする、など他の本でも読んだことがある項目は多いのですが、具体例が多くてとてもやる気になります。書き込めるスペースもあるので自分の頭の中を整理するのによさそう!

 

私の場合は手帳に目標を書き込む欄があって、これからは怠けずにちゃんと書こうと改めて思いました(時々サボってるので)。80:20など数の法則を生活でどのように活用するかは読んでいる途中から実践しています!

 

やる気を出したい、目標を達成したい、習慣を身につけたい(やめたい)、ストレスをコントロールしたいなどといった思いのある方にはぴったりだと思います。何度も読み返したくなる本でした(^^)

 

 

The Answer: How to take charge of your life & become the person you want to be

 

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