翻訳者の暮らし

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医薬翻訳者を目指すなら「メディカル翻訳・通訳完全ガイドブック」

イカロス出版さんが2~3年に1回出版してくださっている医薬翻訳&医薬通訳のガイドブック。先日、新しい版が出たので早速購入しました!

メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック)

 

メディカル分野の翻訳者・通訳者を目指す方にはまず手に入れてほしい一冊だと思います。どんな文書を翻訳するのか、どうすれば医薬の翻訳・通訳者になれるのかがわかります。以下、簡単に内容を紹介しますね。

 

Part 1 仕事を知る[翻訳編]

医薬翻訳の概略がわかります。今回「安全性情報の翻訳」が追加されています。医薬翻訳を始めて間もない方でもよく依頼のある分野なので、これから仕事を始めたいと思っている方にとってもすぐに役立つ情報だろうと思います!症例経過(Narrattive)やCIOMSのサンプルなどが載っています。

 

Part 2 翻訳スキルを学ぶ

医薬翻訳者になるための勉強方法がわかります。おすすめの本紹介があるのですが、真面目な本が数々並ぶ傍ら、しばらく前に買ったマンガ「はたらく細胞」が追加されていました。楽しく体の仕組みや病気の発症について学べます。

 

はたらく細胞(1) (シリウスコミックス)

スクールの情報はもちろん、スクールに通わなくても独学でどのように学べるか、業界で働くかどうかなどについても書いてあります。

 

 

Part 3 仕事を知る[通訳編]

会議通訳者などプロとしての医薬通訳者と、病院などでボランティアで働くことも多い医療通訳者の両方が紹介されています。

 

Part 4 プロとして働く

翻訳者になるルートは色々。私はざっくり書くと「文系大学卒業」→「貿易・英文事務」→「半年オーストラリア留学」→「派遣で製薬会社(英文事務、のち翻訳も)」→「結婚(引越)のため退職・フリーランス翻訳者」というルートです。文系出身者も多く、プロになるためのルートの紹介があります。

 

Part 5 メディカル翻訳・通訳関連データ

おすすめの医薬系辞典や辞書、書籍、サイトなど。スクールや翻訳会社などの紹介もあります。私が持っている書籍もたくさん掲載されていました。例えば「病気がみえる」シリーズは全ページカラーでイラストや表が多く、目次も充実していていいですよ~。

 

病気がみえる 〈vol.1〉 消化器

以前、参加したセミナー(Pre-IJET製薬セッション)で講師をしていた小泉志保さんは巻頭カラーを飾っています!謙虚で勉強熱心で私よりあとから翻訳を始めてあっという間に講師レベルになったすごい方。今までの経緯やおすすめの勉強方法の紹介などがあります。

 

 

 

今までのガイドブックを並べてみました!翻訳事典のすぐ横にある紺の背表紙のが私が持っている中では一番古く、名前は「医薬・薬学」から今回「メディカル」に変わってますね。最初に買った版は本当にボロボロになるまで読み込み、あこがれたものでした。お財布と相談しながら、どの辞書から買えばいいのか、どの通信講座をするのがいいのかなど悩んだことが懐かしいです(^^)

 

名前は出ていませんがアンケートには私も協力したので、どこかにコメントが掲載されているのかも(自分でも覚えていないのでわからない~)。少なくとも回答数には入っているはず。よかったらお手に取ってみてください(^^)/

メディカル翻訳・通訳 完全ガイドブック (イカロス・ムック)

 

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