翻訳者の暮らし

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『ARの実践教科書』を訳して

寒いですね~。こちらは初雪が降っています。今年は雪が多いのかな?きのう、初めて雪かき用のスコップを買いました。

 

先日、『ARの実践教科書』という本が出ました。出版翻訳としては2冊目で、苦労もありましたが、無事刊行されてホッとしました。

 

前回は語学書だったのですが、今回の分野は工学。

実務翻訳の仕事ではメディカルばかりなので、語学はともかく、工学はかなり分野が離れ、このお話を頂いたときには驚きや不安もありました。

でも、共訳で他の翻訳者と協力してできること、そして監修の先生がついてくださることもあって挑戦。

調べ物は半端なく多く、非常に難しかったです。何度も泣きそうになりながら、各種参考図書やウェブサイトなどを参照して訳しました。

共訳者の皆さんからは語学的な面を、監訳の先生方からは語学プラス技術的な面をサポートして頂きました。訳出中にはさまざまなご指摘をいただき、本当にありがたかったです!

 

この本を訳したことで、プロジェクションマッピングVRメガネ、ARメガネ、オキュラスなどの技術が少し身近に感じられるようになりました。単純に楽しむこともできるけど、当然のことながら実は非常に専門的で、深い知識や研究の上に成り立っている応用例なのだと思うようになりました。

難しかったけど、とてもやりがいのあるお仕事でした。

 

Twitterでこの本を使った勉強会が開かれることを知りました。

勉強会の題材として使っていただけるような本を訳せて光栄です。

この本を使って、新しい世界が広がっていくといいなと思います(^^)

 

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