読書記録です。
『シークレットレース ツール・ド・フランスの知られざる内幕』
あこがれの児島修さん翻訳の1冊。
昨年、洋書を読んだあと少しずつ翻訳本も読んで、ようやく読了です。
自転車競技のドーピング問題について内部告発している1冊。
競技についてはまったく知りませんが、なぜ人はドーピングをしてしまうのか、実際にしたことのある人の気持ちや状況を掘り下げているのがとても深かったです。
重い問題ですが、ドーピングするのは悪い、の一言では片付けられない問題なのだと知りました。
日本語版:
原書:
The Secret Race: Inside the Hidden World of the Tour de France (English Edition)
スポーツを見る目が少し変わりました。
ドロドロした実情に目を背けて、華々しい活躍だけを見て応援したくなる気もありますが、それは選手の本当の姿じゃないかもしれないですね。
スポーツといえば東京オリンピックの開催日が迫り、開催できるのかどうか気になるところです。
この本を読むと途方もない努力をしている選手の気持ちを感じることができ、無観客で開催できればいいのかなと思ったりしてます。