校正者を取り上げたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
翻訳者も訳文を自分で校正(見直し)するので、校正の重要性や労力は分かってるつもりでしたが、フリーランス校正者という立場では仕事内容も置かれた立場も翻訳者とは異なり、新しい世界を見ることができました。
非常に誠実に原稿と向き合っていらっしゃって、仕事の姿勢や職業としての校正者について色々と考えさせられました。
調べようと思えばいくらでも調べられる。
でも時間は有限。
どれだけ効率的に訳文(原稿)を読み、間違いや不適切な表現をピックアップできるかが大事ですね
校正者にあこがれたことは何度もあって、訳すことより校正することのほうが好きだと思うことも頻繁にあります。
でも、校正だけで仕事をするプロの覚悟は何段階も違うと思いました。
NHKプラスで今なら見逃し配信を見られます。
ご出演の大西さんの著書。
校正のレッスン―活字との対話のために (本の未来を考える=出版メディアパル No. 32)
以前からほしいものリストに入っている本なのですが、この機会に読んでみようかなと思いました。
間違いのひろい方や日本語の表現についてはもちろんのこと、翻訳でも必要となる調べ方のスキルについても参考になりそう。