翻訳者の暮らし

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『「好き」が「才能」を飛躍させる』を読みました

ショパンコンクールに出場した角野隼人さんのお母さまが書いた本ということで手に取りました。

 

角野隼人さんを知ったきっかけは、ゆずの曲でピアノを弾いていたから。

 

YouTubeチャンネルを知って登録して見守っていたら、ショパンコンクールに出たり、ニューヨークに移り住んだりと世界を舞台に活躍していらっしゃって尊敬しています。

 

 

ピアノも勉強もできて、YouTubeなどで話す姿は謙虚で優しい。

 

海外ではもちろん英語でコミュニケーションをしている。

 

 

子を持つ母としては「どうやったらこんないい子に育つの?!」と知りたくなる。その背景が分かる一冊です。

 

 

お母さまがピアノの先生だというのは知っていたのですが、指導者として試行錯誤しながら親も子も共に成長していったのだということがよく分かります。

 

私も幼稚園の年長から中3までピアノをやっていたので少しは状況が分かるのですが、ピアノの練習って単調なことが多いです。

 

何事もそうでしょうが、発表会は華やかでもそこに至るまでは地道な訓練。

 

 

それでも子どもがピアノをきらいにならず、レッスンを続けるために楽しませる工夫がたくさん書かれていました。

 

子どもたち(お子さんはふたりです)が小さかったころの楽譜も掲載されているのですが、その書き込みがすごい。

 

うまくなる子はこれだけ考えて書き込んでいるのかとびっくりしました。

 

ゲームのようなルールを作って練習をしていたそうで、その成果かもしれません。

 

 

ヤマハから出版されていることもあって、リトミックなど音楽教育についてもページが割かれています。

 

そのあたりは必要に応じて参考にすればよいと思うのですが、個人的にはピアノに限らず子どもの好奇心を大切にして、才能を見つけ、伸ばす子育てに興味を持ちました。

 

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「好き」が「才能」を飛躍させる 子どもの伸ばし方

 

 

子が小さいころはできる限り(量より質)一緒に過ごして、好奇心を育てる。

 

思春期にはできるだけ口を出さず、寄り添う。

 

この塩梅が抜群。

 

本を読みながらそう思いました。

 

 

なかなか真似できないと思うところも多かったのですが、自分もトコトン子育てを楽しみたいです。

 

うちの子どもは今、高1で、この本によれば回り道をすることもある時期。

 

親から見てそうであっても、必要な回り道かもしれない。

 

子どものペースを邪魔しないで、でも放任しないバランスを取れたらいいな。

 

 

 

息子の角野隼人さんのピアノ演奏。どれも良いのですが、カオナシなどの映像効果が不思議で幻想的な「千と千尋の神隠し」のリンクを貼ります。


www.youtube.com

 

ご興味あればチェックしてみてください(^^)

 

 

 

 

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