翻訳者の暮らし

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『MONKEY』の定期購読を申し込みました

翻訳家の柴田元幸先生が編集長の文芸誌『MONKEY』。

私がよく仕事で請け負う医薬翻訳や語学書とは分野が離れているのですが、以前から気になっていました。

 

先日、2年間の定期購読を申し込むと英語版がついてくるキャンペーンをやっていると知り、まず最新号を買ってみて検討しました。

MONKEY vol.24 特集 イッセー=シェークスピア

今まで、書店でパラパラと見たことはあったのですが、購入してじっくり読んだのは初めて。

 

 

目次

 

この号は半分ぐらいが柴田先生の訳した『リア王』です。

今は『リア王』を少しずつ読みつつ、村上春樹さんとの対談などを読んでいる途中です。

 

普段の仕事で触れる文章とはまったく違うのがおもしろい!

最近、特に和訳の質を上げるためには何ができるだろうと考えていました。

ちょうどそのタイミングでこのキャンペーンを知ったので、良質な文章を定期的に読むことになるのは翻訳の質の向上につながりそうだと思い、2年間の定期購読に申し込みました。

 

それなりに分厚いのですが、年3回発行なのであせらず読み切れそうです。

これで私が申し込んでいる定期購読は『現代ビジネス英語』『通訳翻訳ジャーナル』『MONKEY』の3冊になりました。

『現代ビジネス英語』では最新の英語を学び、『通訳翻訳ジャーナル』では業界の事情を学んでいます。

『MONKEY』では質のよい文章を体に染みこませたい。

そして、それがよい翻訳につながることを期待しています。

ときどき朗読するのもいいかもしれないですね。

朗読したくなる内容の濃い文章が多そうです。

 

ノンフィクションやニュース記事なども好きですが、フィクションは難しい語彙や文章構造に触れられることも多いので読み応えがあると思います。

翻訳の仕事をするようになって、仕事に直結する英語や医学、仕事術などの本をよく読んでいたのですが、最近は子どもの頃から好きだったフィクションに戻りつつあります。

自分の仕事にダイレクトにつながる知識はほとんど得られないと思うのですが、言語的な土壌を長期的に豊かにしてくれる効果があるのではないかなと期待しています。

 

最新号と、2年間の年間購読特典「和田誠 ミニノート」の写真です。

ノートはとてもおしゃれな表紙で中は無地、紙は少し厚みがあります。

何に使おうか考えるのが楽しい。

 

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