ほんやく検定を受けるために、英語力はどれくらい必要なのでしょうか。その答えは1つではないと思いますが、私の場合はどうだったかを書いてみますね。
私の場合、初めて受験したのは2007年で、フリーランスになってから2年目でした。
ほんやく検定は下のレベルから「5級」、「4級」、「実用レベル」に分かれていて、私は「実用レベル」を受験しました。実用レベルでは点数によって「不合格」「3級」「2級」「1級」と判定されます(5級と4級については受けたことがないので、この2つの級について知りたい方は他で情報を探してくださいね)。
私の場合、「実用レベル」を受ける1年前の2006年7月に英検1級を取得しました。また、2年前の2005年5月にTOEIC 950点を取得しました。
ちなみにそれ以前から、フリーランスになる前も翻訳の経験は多少ありました。大学卒業後にいくつかの会社で働きましたが、貿易事務や英文事務などの業務の一環として翻訳をする機会はありました。でも経験年数は長いとはいえ、業務全体に占める翻訳業務の割合はあまり高くありませんでした。
このような状態でほんやく検定の実用レベルを受験した結果、英日・日英とも3級を取ることができました(医学・薬学分野)。ただ、その後、1級を取得するためには8~10年の年月がかかりました。
私の場合はほんやく検定の前に英検1級などを取得していましたが、そのような資格がなくてもほんやく検定で1級を取れる方もいるのではないかと思います。
資格というのは必ずしも実力を正確に反映しているわけではなく、そのときの問題との相性や分野、体調など様々な運も関係してくると思います。すぐに1級を取れる方もいれば、私よりも長い年月がかかる方もいるかもしれません。
でも、資格試験は期日が決まっているので、ただ漫然と勉強するよりはよいペースメーカーになると思います。
ご興味あればチャレンジしてみてくださいね!