あと1週間で7月28日。ほんやく検定の試験日ですね!受験なさる方、がんばってください!
ほんやく検定の合格に大事なことは、以前にも書いたとおり2点だと思います。まずは、
1. 原文を理解してから、訳し始めること!
試験が始まるとどうしても焦ります。初受験でもそうでなくても、程度の差があれ時間制限が気になります。そのため原文理解が中途半端なまま訳出を始めることがあると思います(私はそうでした)。でもこれが落とし穴!
初見の文章を、前後の文脈なく訳出するのですから調査は必須です。まずは十分に調査しながら原文を理解します。訳出に取りかかるのは、頭の中で原文をほぼ完全に理解できたと思えてから!1番に調査、2番に訳出、の順です。訳しながら、わからないところがあればそのたびに調べ物をするやり方では合格が難しい。少なくとも私の場合はそうでした。課題全体の意味を理解してから訳出に取りかかる方が、全体の統一感が出て、完成度が高まるからだと思います!そして次のポイントは、
2. 意訳しすぎないこと!
自分の翻訳の実力を示そうと思って意訳しすぎるのは裏目に出ると思います。かといって、直訳もダメでしょう。要はそのバランス。でも悩んだら、直訳調に訳す方が安全だと思います。検定試験ですので、奇をてらった訳は求められていないはず。自分の個性を出した訳は、実際のお仕事で必要に応じてご提供すればよいのではないかなと思います!
以前にほんやく検定についてはいくつかブログを書いているので、ご興味あれば参考にしていただければと思います。
ほんやく検定1級に合格しました!(受験歴と合格のポイント)
ほんやく検定を受ける前の英語力はどれくらい?(英検やTOEICの受験歴)
受験申し込みは7月23日まで受け付けているようです(日本翻訳連盟サイトから)。もし今から申し込みなさるのでしたら、過去問(問題・解説集)も同時に予約注文すると送料無料ですのでお勧めします。模範訳や解説、勉強方法などを読めるので参考になりますよ~。受験なさる皆さま、がんばってくださいね!!!
以下は去年の受験者データのページです(JTFサイトより)。 (追記:リンク切れとなってしまったため、リンクは削除しました)