翻訳者の暮らし

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「忘れられた巨人」読了

ノーベル文学賞を受賞したイシグロ作品「忘れられた巨人」を読了しました。とてもよかったですよ!(以下、ネタバレありません)

文学的だと思って読み始めましたが、シェイクスピアのような掛け合いがあったり、鬼や竜が出てきて冒険小説のようだったり、でも現代の分断された政治や世界情勢を反映しているような読み方もできました。

すぐに読みたかったこともありiPhoneのKindleで読んだのですが、やっぱりKindleは便利ですね~。検索機能やX-rayという機能でうろ覚えの登場人物名や出来事を調べられるのです。難しい漢字もよく出てくるのですが、文字を選択すればすぐに読み方がわかるのでそれも便利でした。

それに単なる現実逃避にスマホをいじってしまうとき、ありません?私は時々あるんですが、そんなときに一時の楽しみで終わるニュースやSNSサイトを見るのではなく文学作品を読めるのはよかったです。

しばらく前にこの本の翻訳者である土屋政雄氏の講演会があったことをネット上で知ったのですが、非常に読みやすい翻訳でした。昔のイギリスが舞台だからか、時代を感じさせる言い回しが使われていました。

10日ほど風邪を引いてしんどかったのですが、ようやく回復してきました。またブログも書いていきます。まだまだ設定途中だし、リンクや写真の入れ方などわからないところがあり、ほとんど誰にもこのサイトは知らせていませんが、そろそろオープンにしようかと思っています。新しいブログでしばらくぎこちない文章だったと思うのですが少しずつ慣れてきましたし、日々の気づきやシェアしたい情報などが溜まりすぎてきましたから(^^ゞ

では。

忘れられた巨人 (ハヤカワepi文庫)

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